こんにちは。Web3に興味があって、AIをもっと使いこなしたい中高年を応援するWeb3とAIマニアじいじのko_sanです。

動画作りに初挑戦したいんだけど、声が小さくて困ってるの…



それなら、外付けマイクで高音質に録音して、後で動画と合わせるのがおすすめだよ!



でも、Macでどうすればいいの?難しそう…



大丈夫!初心者でも簡単にできる、ベストな方法があるので詳しく解説するね
◾️Youtube動画やプレゼン動画を音声と画像付きで録画する場合のおすすめ方法
YouTube動画やオンラインプレゼンテーションが当たり前になった昨今、コンテンツの質を高める上で「音声」の重要性は見過ごせません。
どれだけ素晴らしい映像があっても、音声が聞き取りづらければ、視聴者はすぐに離れてしまいます。特にMacを使って動画を制作している方で、「外付けマイクで高音質録音した音声を、後からスライド動画に合成したい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
以下Macユーザーが最高の音質で録音を行い、それを効率的にスライド動画と合成するための最適な方法を、具体的なツールや手順を交えてご紹介します。
高音質録音と動画合成がなぜ必要?目的と課題を明確に!
動画制作において、なぜ「外付けマイクでの高音質録音」と「後からのスライド動画との合成」がベストプラクティスとなるのでしょうか?まずは、その目的と解決したい課題を明確にしていきましょう。
プレゼン・レクチャー動画に求められる「高音質」
ただスライドを映すだけでなく、そこにあなたの「声」が加わることで、視聴者は内容を深く理解し、より引き込まれます。
しかし、Macの内蔵マイクでは、どうしても周囲のノイズを拾ってしまったり、声がこもって聞こえたりしがちです。
外付けマイクを使うことで、クリアで聞き取りやすい高品質な音声を届けられるようになります。これは、特に情報伝達が重要なプレゼン動画やレクチャー動画において、視聴者の集中力を維持し、メッセージを効果的に伝えるために不可欠です。
なぜ「音声だけ別撮り」がおすすめなの?
「スライドを画面録画しながら同時に話せばいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。しかし、同時に行うと、発言ミスがあった場合に最初から録り直しになったり、スライド操作と話すタイミングを合わせるのが難しかったりします。
音声だけを別に録音する「別撮り」の最大のメリットは、以下の点にあります。
- 自由に撮り直しができる: 話し間違いがあっても、その部分だけを録り直したり、編集でカットしたりと、柔軟に対応できます。
- 集中して録音できる: 画面操作を気にせず、話す内容と声の品質に集中して録音できます。
- ノイズ対策がしやすい: 画面録画と同時に行うよりも、より静かな環境で音声録音に専念できます。
Macで高音質に「MP3出力」できるのはどのソフト?
さて、Macで外付けマイクを使って高音質に音声だけを録音し、最終的に「MP3形式」で出力したい場合、どのソフトを選ぶのがベストなのでしょうか?
候補として、Macにもともとインストールされている「Voiceメモアプリ」や「Filmora」などの動画編集ソフトでも可能ですし、録音や音声に特化した編集ソフト「Audacity」があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
比較項目 | Audacity | Voiceメモ | Filmora |
高音質録音設定 | ◎(詳細設定可能) | △(設定不可) | ○(設定可能) |
MP3出力 | ◎(要LAMEエンコーダ) | ×(.m4aのみ) | △(MP3変換に手間) |
音声編集機能 | ◎(ノイズ除去など豊富) | × | ○(基本的な編集) |
ファイル保存先明確 | ◎ | △(自動保存) | △(プロジェクト管理) |
Democreator連携 | ◎(WAV/MP3両対応) | ○(変換後) | ◎(同社) |
この比較から、無料でありながら高音質録音、詳細な編集、そしてMP3出力まで一貫して行える「Audacity」が、今回の目的に最も合致していると言えるでしょう。
Filmoraも機能は豊富ですが、MP3出力に一手間かかる点や、今回はあくまで「音声の別撮り」がメインである点を考慮すると、Audacityに軍配が上がります。
こちらから無料でダウンロードできます。
◾️Audacityのインストールとセットアップ方法
ステップ1:Audacityのセットアップとマイク設定
AudacityをMacにインストールしたら、まずは外付けマイクが正しく認識されているか確認しましょう。
- Audacityを起動します。
- 画面上部のツールバーにある「オーディオ設定」のドロップダウンメニューから、使用する外付けマイクを選択**します。(例:Yeti Stereo Microphone, RØDE NT-USBなど)ここではAT2020USB+になります。
- 「サンプリングレート」は、より高音質で録音するために「44100Hz(CD音質)」に設定することを推奨します。
- 録音フォーマットは、用途に応じて「モノラル」か「ステレオ」を選びます。一般的なスピーチやナレーションであればモノラルで十分ですが、BGMなども含めてより臨場感を出したい場合はステレオを選ぶこともできます。




設定したらOKを押して完了です。
ステップ2:スライドを見ながら音声だけを録音
設定が完了したら、いよいよ録音です!
- 録音するスライド資料を画面に表示させます。
- Audacityの赤い「録音」ボタンをクリックして、録音を開始します。
- スライドを送りながら、話す内容に集中してナレーションを録音していきます。この時、画面録画は行いません。
- 録音が終わったら、四角い「停止」ボタンをクリックして録音を終了します。
ステップ3:録音データの編集とMP3書き出し
録音した音声データは、不要な部分をカットしたり、ノイズを除去したりして、さらに品質を高めることができます。
- 不要な部分のカット: 録音した波形の中から、不要な空白や話し間違いの部分を選択し、ハサミのアイコン(カット)をクリックして削除します。
- ノイズ除去(オプション):
- まず、録音した音声の中から、話していない部分の「ノイズだけ」の箇所を数秒間選択します。
- メニューバーの[エフェクト] → [ノイズの低減と修復] → [ノイズ除去…]を選択し、「ノイズプロファイルの取得」をクリックします。
- 次に、音声トラック全体を選択し、もう一度[ノイズ除去…]を開き、OKをクリックします。これで、録音全体のノイズが低減されます。
- MP3で書き出し:
- 編集が完了したら、メニューバーの[ファイル] → [書き出し] → [MP3で書き出し]を選択します。
- 初回のみ、LAMEエンコーダのインストールを求められる場合があります。これはMP3形式で出力するために必要な追加コンポーネントで、画面の案内に従って簡単にインストールできます。
- 保存先とファイル名を設定し、「保存」をクリックすれば、高音質MP3ファイルの完成です!
Democreatorで簡単合成!スライド動画と音声を組み合わせる
Audacityで録音・編集した高音質なMP3音声データと、Democreatorで作成するスライド動画を合成する手順を見ていきましょう。
ステップ1:Democreatorでスライド画面を録画
まずは、Democreatorを使ってプレゼン資料のスライド画面を録画します。この時、マイクの音声は「オフ」にして、Audacityで録音した音声とは別に映像のみを収録します。
- Democreatorを起動し、「画面録画」を選択します。
- 録画範囲をスライド表示部分に設定します。
- 録画設定で、音声入力デバイスを「なし」または「ミュート」にします。
- 録画を開始し、スライドを操作しながらプレゼンの映像部分を収録します。
ステップ2:Audacity音声をDemocreatorに読み込む
Democreatorでスライド画面の録画が完了したら、いよいよAudacityで作成した高音質MP3ファイルを読み込みます。
- Democreatorの編集画面を開き、録画したスライド動画のクリップをタイムラインに配置します。
- ツールバーの「メディアのインポート」などから、Audacityで書き出したMP3ファイルをプロジェクトに読み込みます。
- 読み込んだMP3ファイルを、タイムラインの映像トラックの下のオーディオトラックにドラッグ&ドロップで配置します。
ステップ3:映像と音声を同期・調整して書き出し
最後に、映像と音声を完璧に同期させ、必要であればBGMや効果音を追加して、最終的な動画を書き出します。
- タイムライン上で、スライド動画の映像と音声トラックの開始位置を調整し、同期させます。これは、スライドの切り替わりや画面の動きに合わせて音声が始まるように微調整する作業です。
- 必要であれば、Democreatorの機能を使ってBGMや効果音を追加し、全体の音量バランスを調整します。
- すべての編集が完了したら、Democreatorの「書き出し」機能を使って、MP4などの一般的な動画形式で最終的な動画ファイルを生成します。これで、高音質な音声が合成されたプレゼン動画の完成です!
◾️まとめ
Macでの高音質動画作成はAudacityとDemocreatorで決まりです!
シーン | 推奨ツール |
音声だけを高音質で録音 | ✅ Audacity |
音声編集やノイズ除去 | ✅ Audacity |
音声をMP3で書き出す | ✅ Audacity |
スライド録画と合成・書き出し | ✅ Democreator |