こんにちは。Web3に興味があって、AIをもっと使いこなしたい中高年を応援するWeb3とAIマニアじいじのko_sanです。

Canvaは使ってるけど、Affinityって何?なんか難しそう…



昔は別アプリだったけど、今はCanvaに統合されてるんだ。プロっぽい仕上げが簡単にできるよ。



Canvaだけでも十分だと思ってたけど、違うの?



うん。CanvaはAIでスピード重視、Affinityは仕上げ重視。Pro版ならこの2つを組み合わせて“AI+職人技”が両立できるんだ。この記事ではインストールの仕方から、活用方法まで解説するよ。
Affinityとは?Canvaに統合された“本格デザインツール”の正体
もともとはSerif社が開発したプロ用ツール
Affinityは、イギリスのSerif社が開発したグラフィックソフトウェア群です。
「Affinity Designer」「Affinity Photo」「Affinity Publisher」という3つのアプリがあり、それぞれAdobeのIllustrator、Photoshop、InDesignの代替として人気を集めてきました。
一度買い切りで使えること、軽快な動作、そしてプロユースにも耐える編集精度が特徴です。
そして2025年、CanvaがこのAffinityを買収。これまで別アプリだったAffinityシリーズは、ついにCanvaプラットフォームに統合されました。
Canva統合によって何が変わったのか
統合によって最大の変化は、Canvaの中からAffinityを直接使えるようになったことです。
これにより、Canvaで作成したデザインをそのままAffinityの高機能編集に引き継げます。
たとえば、Canvaで作ったロゴをAffinity Designerで細かく整形したり、ポスターの写真をAffinity Photoで色補正したりすることが可能です。
さらに、CanvaのAI素材検索やクラウド保存機能とも連動し、データ共有もスムーズ。
デザイナーとマーケターが同じデータをリアルタイムで扱える時代が到来しました。
Affinity導入方法
インストール手順
- Canvaの公式ページにアクセスしてアプリからAffinityを選択
- 「Affinityを入手」をクリック
- Windows/Mac/iPad対応版を選択してダウンロード
- 初回起動時にCanvaアカウントでログイン(Pro契約を推奨)






インストールが完了すると、Canva側にも自動的にAffinityアプリが追加されます。
アプリを開くと、Affinityのワークスペース(Designer・Photo・Publisher)を選択できるようになります。


Canvaとの連携方法
Canvaの画面左側メニューから「アプリ」を選び、「Affinity」を検索して接続したところで、
Canvaのデザインを直接Affinityで開けるようになります。
また逆に、Affinityから「Canvaに保存」することも可能。
デザインをAffinityで仕上げたあと、そのままCanvaでチーム共有やSNS用のリサイズを行えるのが大きなメリットです。
CanvaとAffinityの違い
Canvaとの違いまとめ
Canvaはテンプレート中心のスピードデザイン。Affinityは自由度と精密さを重視したプロ志向の環境です。
| 項目 | Canva | Affinity |
|---|---|---|
| 主な用途 | テンプレートベースのデザイン | 精密編集・印刷・出版 |
| 操作環境 | ブラウザ中心 | デスクトップアプリ |
| 編集自由度 | 制限あり | 完全レイヤー編集 |
| ファイル形式 | PNG/JPG/PDFなど | PSD/SVG/TIFF/AIなど |
| 得意分野 | 速度・共有・AI生成 | 細部調整・印刷品質・配色管理 |
Canvaは直感的でスピーディーですが、レイヤー制御やベクター描画など細かい調整は苦手。
Affinityはその逆で、構図・色・文字配置を1ピクセル単位で追い込みたい人に最適です。
Canva無料版とPro版でAffinityの利用制限はある?
Affinity自体は無料で試せますが、Canvaのアカウント種別によって機能差があります。
| 機能 | 無料版 | Pro版 |
|---|---|---|
| Affinity連携 | 一部制限あり | 完全統合可能 |
| 素材利用 | 制限あり | 商用利用OK・AI素材も利用可 |
| AI機能 | 制限あり(Magic Designの一部のみ) | フル利用可 |
| 出力形式 | PNG/JPG中心 | 高解像度PDF・SVG対応 |
無料版でも構成づくりや簡単な修正は十分可能ですが、
Pro版ではAI生成素材・高解像度出力・チーム共有が全開放され、制作スピードが格段に上がります。
Canva AIと組み合わせた効果的な使い方
AIで構図・配色・文字組みを自動提案
Canvaの「Magic Design」は、入力したテーマに合わせて自動でレイアウト案を生成します。
例えば「落ち着いたトーンのKindle表紙」と入力すると、複数のデザイン候補が一瞬で出てきます。
その中から気に入った構成を選び、Affinityで細部を整えるという流れが最も効率的です。
Affinityでは光の向きや陰影、文字の立体感、カラーバランスを1枚ずつ調整できます。
AIが提案した「構成の速さ」と、人が加える「仕上げの美しさ」を掛け合わせることで、
短時間でもプロ品質の作品に仕上がります。
AIと人の共創でプロ品質を最短で
例えばKindle本の表紙を作る場合のワークフローはこうです。
- Canva AIで表紙レイアウトを生成
- 背景・文字・カラーの方向性を決める
- Affinityで文字の陰影、質感、トーンを微調整
- 出力後に再びCanvaで告知用バナーを自動展開
Canvaが“アイデア”と“速度”を担当し、Affinityが“職人の仕上げ”を担う。
この分業によって、これまで数時間かかっていたデザイン作業が半分以下で済むケースも珍しくありません。
まとめ
CanvaとAffinityの統合は、デザイン制作の新しい基準を作りつつあります。
CanvaのAIとテンプレートで「誰でもすぐ作れる」世界に、Affinityの精密な編集力が加わったことで、
初心者からプロまで同じ環境でクオリティを追求できるようになりました。
無料版でも基本的な作成やアイデア出しは十分可能ですが、
Pro版+Affinityを組み合わせれば、まるでスタジオクオリティの作品を自宅で完成させることができます。
AIが下地を作り、人が魂を込める——
この新しいデザイン時代を楽しむ第一歩として、ぜひCanvaからAffinityを起動してみてください。










