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Web3.0用語:イーサリアムNFT標準ERC-721とは何か

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こんにちは。ko_sanです。

この記事の内容は、DecryptというWeb3.0関連のサイトの記事の翻訳版です。

目的はWeb3.0関連で知っておきたい言葉や概念を解説した記事を、英語の記事はどうもと思う方や、Google翻訳やDeeplで訳すのも面倒な方のために、できるだけわかりやすいように私なりに訳しました。

間違いがあるかもしれませんのでその場合はご指摘ください。

英語のままでも大丈夫という方には、元の記事はこちらです。

Decrypt
What is ERC-721? The Ethereum NFT Token Standard - Decrypt ERC-721 is a token standard for non-fungible tokens on Ethereum. A pillar of the ecosystem, it supports billions of dollars worth of NFTs.
目次

■ERC-721とは何か

・ERC-20:2017年に1000 ICOをローンチしたトークンスタンダード
・ERC-721:1000のNFTをローンチしたトークンスタンダードでより適用範囲の広いApp(交換所、dappsやウォレットなど)にコンパチブルな他のデベロッパーが開発しやすいテンプレートもしくはフォーマットになっている。
・イーサリアム上でのNFTのためのスタンダードにもなっている。
・ERC-721を開発したのは、Dieter ShirleyでEthereum Improvement Proposal (EIP)新しいスタンダードをイーサリアムに導入するプロセス。
・コミュニティに受け入れられる前に、レビューと改訂のプロセスを経由する必要がある。
・クリプトキティーズ(NFT)にはERC-721のβ版が使われた。

以上が特徴のまとめです。

■ERC-721関連の主な出来事

おもな出来事のリスト:

・2017年9月:Dieter ShirleyがEIP721を導入
・2017年12月:クリプトキティーズが人気が出過ぎて、イーサリアムネットワークが混雑。処理速度が大幅にスローダウン
・2017年12月:NFTマーケットプレイスのOpenSeaがローンチ。2022年までには、月額売上が50臆ドルの世界最大のマーケットプレイスになった。
・2018年6月:ERC-721は最終バージョンとして承認された。スタンダードとしてイーサリアムデベロッパーの確固たるコンセンサスを得たことを意味する。
・2019年5月:ナイキがERC-721スタンダードを使った特許を授与される。
・2020年2月:ERC-721NFTの土地や仮想物体を使ってにより構築される仮想世界のDecentralandがローンチ。
・2021年3月:ビープルのNFT “EVERYDAYS: THE FIRST 5,000 DAYS”が69.3億ドルでクリスティーズのオークションで落札される。
・2021年12月:2021年の年間NFT売上額が250億ドルに達する。

■ERC-721の何が特別すごいのか

・ERC-721のトークンそれぞれが唯一無二のトークンである。
・イーサリアム上のユニークな資産であるNFTとして、そのアイデアとアプリケーションが広まった。
・ERC-721トークンは、権利証書としても知られている。
・ERC-721の作成者は、ERC-721トークンに 「非代替トークン(NFT)」 という用語を使用

NFTという用語を使用することにした理由は、「権利証書」だと財産と密接に関連している印象を与えるからで、より多くの潜在的な用途があることを示唆したかったから。

・イーサリアムコンパチブルなウォレットは全てERC-721スタンダードを備えている。

・NFTを保存するには、イーサリアムウォレットが必要で、メタマスクなどのソフトウェアウォレットかハードウェアウォレットがある。

■ERC-721のNFTで何ができるのか

・最も一般的なのはデジタルアート
・NFTアートが買われる理由:アーティストをサポート、長期投資として値段が上昇するのを期待
 短期トレードで利益を狙う、単にその作品が好きなど様々
・デジタルアート以外のユースケース:
 ブロックチェーンゲーム Gods Unchained、ゲーム内での他にない資産、デジタルカードとしてオンラインコレクティブルカードゲーム。
 ほかのプレーヤーとトレードできたり、バトルで使えたりする。
・いくつかのブロックチェーンゲームでは異なるゲーム間でNFTアイテムを移動できるものもある。
 これは異なるプラットフォーム間で、デジタル資産を移動できるメタバースの始まりとも言える。
・音楽NFTも人気急上昇中。Audiusというプラットフォームで、アーティストが簡単に彼らの作品をミントできる。
・リアルワールドでも、自宅の権利をNFTとしてミントできて不動産取引を効率化する例や、ロレックスのような高価な資産の所有権をNFT化する動きもある。

■ERC-721のNFT今後

・ERC-721はイーサリアムの最初のトークンスタンダードで、2017年に紹介されて以来、今日のNFT隆盛の下地となっている。
・他にもERC-721の他のコンパチブルなトークンであるERC-1155も紹介されて、ERC-20との相互作用の面で機能が限られていることや、ブロックチェーン上で多くのスペースを占有することによる、ネットワークの混雑とガス代高騰などの問題を解決する新しいNFTスタンダードを目指したものである。
・ERC-721は将来のNFTとしての重要な位置づけを確保するのは間違いない一方で、ゲームやデジタルアートの分野ではベストのユースケースとは言えないながらも、ブロックチェーンと現実世界の資産、デジタル証明、コモディティなどとの橋渡しとして活躍する。

■まとめ

ERC-721とは何かについて、Decryptの記事を翻訳してポイントをまとめました。

イーサリアムのNFTのベースとなる最初のトークンスタンダード(標準)であることと、その特徴についてこの記事で理解できました。

以上参考になれば嬉しいです。

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